回線業者とプロバイダの違いは?プロバイダの基礎知識
- pc akishima
- 2021年6月20日
- 読了時間: 6分
目次
1.インターネット回線業者と回線の種類
・光回線
・ADSL
・CATV
・モバイル回線
2.プロバイダとは
3.プロバイダを選ぶ際のポイント!
<ポイント1>提供されるサービス内容や有料オプションを確認
<ポイント2>契約中に掛かる費用を確認
<ポイント3>定期的にプロバイダを乗り換える
インターネットを始める際は、「インターネット回線業者」と「プロバイダ(ISP)」の両方との契約が必要です。
しかし、回線業者とプロバイダの違いや、そもそも、なぜどちらも契約が必要なのか分からない方も少なくないでしょう。
今回は、インターネットの回線業者とプロバイダの違いや、プロバイダの選び方をご紹介します。
【インターネット回線業者と回線の種類】
インターネット回線業者とは、インターネットへ接続するための回線を提供する業者です。インターネットの世界に繋がるための路線を提供する業者と考えるとイメージし易いかと思います。
インターネットの回線には、「光ファイバー(光回線)」「ADSL」「ケーブルテレビ(CATV回線)」「携帯電話電波(モバイル回線)」といった種類があります。
・光回線
光ファイバーを利用してデータ通信をする通信回線。 従来からあるADSL(電話回線)やCATV(ケーブル回線)と比較して、速度が速いことが特徴。
代表的な回線では、NTT回線を利用するNTT提供の「フレッツ光」、ドコモが提供している「ドコモ光」、KDDI回線を利するauが提供している「auひかり」、So-netが提供する関東エリア限定「NURO光」、中部テレコミュニケーションが提供する「コミュファ光」などがあげられる。
メリットとしては、速度が速いのと、周辺機器などの電波影響を受けにくいこと。
動画などの、大きい容量の通信も楽々行える。
デメリットは、ADSLと比べると通信費が高い事。
“光ファイバーとは:高純度のガラスやプラスチックでできた細い繊維。光通信ケーブルなど、光による伝送路として用いる。従来の銅線に比べ高速大容量の転送速度をもち、信号の減衰も少ない“
・ADSL
ADSLとは、電話回線を使用したインターネット接続サービス。
光回線が通っていない地域などで広く利用されているが、近年ADSLのサービス提供が縮小したり、終了してりしている。
メリットは、通信費が断然安い。
デメリットは、先程も述べたが、サービス縮小、終了傾向にある。
天気や、工事などの影響受けやすく、電波が不安定になりやすい。
フレッツ光を提供するNTT東日本/西日本では、2023年1月31日にADSLの提供を終了すると発表しています。
※NTT東日本/西日本は2023年1月31日をもってADSLサービス提供を終了
ADSLは2020年3月以降、順次終了開始する
ADSLは2023年1月31日にほとんど終了する
ADSLは2024年3月31日に完全終了する
・CATV(Cable TV Provider)
CATVとは、ケーブルテレビの回線を使用してインターネットに接続するサービス。
BS放送やCS放送も視聴できるので、映画・スポーツ・アニメなど様々なチャンネルを楽しめます。テレビ好きにおすすめのサービスです。
多くの場合、ケーブルテレビや電話とセットで申し込むとお得になるプランが用意されています。
・モバイル回線
モバイル回線とは、回線が固定されていない回線のこと。 要は無線回線のことです。 通信機器(PCやスマホなどの携帯)に固定回線(ケーブル)を接続しなくていいので、どこに移動しても(制限はありますが)通信ができます。
モバイル回線には、携帯電話の回線として使用されているLTE回線や、独自の無線高速通信サービスを提供するWiMAXがあります。
LTE回線は、携帯電話と同じ回線を使用するため、通信エリアのカバー率が高く、基本的には日本全国で利用可能。
WiMAXは、UQモバイルコミュニケーションズが提供する独自の回線。
主要都市ではほぼ使えますが、WiMAX回線の特性上、建物の地下や障害物の多いところでは、繋がりにくいことがあります。
注意点としましては、通信速度制限が設けられている場合も多いので、申し込み時にしっかり確認することをおすすめいたします。
【プロバイダとは】
プロバイダとは、「インターネット サービス プロバイダ(Internet Service Provider)」の事で、略して「ISP」と呼ばれたり、書かれたりしています。
回線をインターネットに繋ぐ役割を担う業者です。
インターネット回線業者に路線を作ってもらうだけでは、インターネットに接続できません。そこで、必要となるのがプロバイダ!インターネットに入るための手続きやインターネットの様々なサービスを提供する事業者というわけです。
インターネットを使用するためには、インターネット回線とプロバイダの両方の契約が必要です。
【プロバイダを選ぶ際のポイント!】
沢山のプロバイダの中から最適なプロバイダと契約するためのポイントを3つ挙げてみましたの参考にしていただければと思います。
<ポイント1>提供されるサービス内容や有料オプションを確認
契約するプロバイダによって、受けられるサービスは異なります。
例えば
「サーバーに写真や動画などを保存できる『ストレージサービス』を無料で使える」
「プロバイダが提供する、宿泊やグルメ、旅行に関連したサービスで特別優待が受けられる」
など、様々なサービスがプロバイダ契約とセットになっていることがあります。
専門チャンネルを楽しめる映像配信サービスやIP電話サービス、セキュリティ関連サービスなどの有料オプションについても、契約前に確認しましょう。
<ポイント2>契約中に掛かる費用を確認
プロバイダをお得に使うためには、契約している間に掛かる費用について、契約前にきちんと調べておくことが重要です。
プロバイダとの契約直後は割引が適用され、安い費用でインターネットを利用できるケースがあります。しかし、最初の期間の費用だけを見て決めてしまうと、割引期間が終了した後、考えていた以上に費用が掛かってしまうという事態が起きかねません。
最初は少し高いと感じるものの、長期的な目で見れば他のプロバイダより安く使える場合もあります。割引適用時の費用と割引終了時の費用を比較し、月額でどれくらいの費用を払うことになるのかを正確に把握しておくようにしましょう。
<ポイント3>定期的にプロバイダを乗り換える
プロバイダとの契約直後は割引料金で利用できることが少なくありません。その代わり、割引期間中に解約した場合は解約金が発生します。そのため、最低利用期間が2年のプロバイダであれば、契約して2年経ったタイミングでプロバイダを乗り換えることも1つの方法です。
プロバイダを乗り換えることにより、割引が適用された料金でインターネットを利用できます。さまざまなプロバイダを利用するうちに、自分に適したプロバイダを見つけられるかもしれません。
解約や契約手続きが手間にはなりますが、月々の支払金額を抑えたり、自分に合ったプロバイダを見つけたりするために試してみる価値はあります。
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